＼　ドドーン！　／

きび「おやつくれなきゃいたずらするぞ～！」

　　＼　ババーン！　／

かかし「カリカリだ！カリカリをオイラによこせ～！」

 

 

みるく「まあ、なあにあれ？まったく、相変わらずお子ちゃまね！」

ドロシー「ああ、もうすぐハロウィンだもんね。あの２匹は年中「トリックオアトリート」やってるような気がするけど…」

みるく「？？「とりっくおあとりーと？」あたち、よくわかんない」

ドロシー「「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」ハロウィンにこの言葉を言いながら家をまわって、お菓子をおねだりするんだってさ。狼男や魔女なんかの仮装をしてね」

みるく「ふうん。それにしてもあの２匹、あんなに熱くなっちゃって…もうちょっとエレガントにおねだりできないのかちら」

　＼　ニュッ　／

メイ「でもさ、「魔女」ってなんだかときめいちゃうわよね…」

ドロシー「あら、メイじゃない。…魔女がときめき？うーん、、確かにかっこいいけどさ、ちょっと地味じゃない？」

みるく「あたちは「まじょ」よりキラキラお姫様の方がいいわ！」

メイ「２匹ともわかってないわね。そこがいいのよ！決して表に出ることのない日陰の存在…その正体は絶対他の猫には知られてはいけないの…」

みるく「秘密？みんなには内緒なの？？」

メイ「そうよ。そしてある時、１匹の運命の相手に出会うの。でも、その相手は実は魔女と敵対する協会の聖職者だった。お互いの正体を知ってしまった２匹…いけないと思いつつ止められない恋心、燃え上がる禁断の愛…」

ドロシー「きゃああー！素敵！」

メイ「猫知れず、ひっそり秘密の愛を育む２匹。しかし、すぐそこに協会の手の者の影が迫っていたのよ…」

みるく「ええ！どうなっちゃうのっ？」

メイ「「魔女狩りだ！」２匹の時間は、儚くも終わりを告げようとしていた。

しかし、魔女はこうなることは分かっていたのだ。決して結ばれることのない２匹…魔女は自らその身を差し出すつもりでいた…」

　　＼　スッ…　／

メイ「魔女に迫る白刃、ゆっくりと瞳を閉じたその時…

「くっ…や、やめろおお！！」「！！！」最後に見たのは、大好きなあの猫の真っ白の体毛だった…そして———」

ドロシー「うっうっ…もう、なんで追ってくるのよ…みんな２匹のことはそっとしておいてよ…」

みるく「ねえ、これ最後はハッピーエンドになるわよね！ねえねえメイってば～！」

 

 ＼　ゴゴゴゴゴゴ…　／

きび「ん？なになに～？メイたちハロウィンの話(訳：今から順番にお席をまわりますので、おやつをお手元にご用意してお待ちください)してるの～？」

＼　ドドドドドド…　／

かかし「まったく、あんなに熱くなっちゃって…「トリックオアトリート(訳：あなたのカリカリをオイラにください)」をするならもっとスマートに、なおかつダイレクトにいかなきゃ！そう、オイラたちみたいにねっ！」

 

メイ「ふふ…邪魔が入っちゃったわね。それじゃ、この続きはまた今度♥」

 

ふむ…ハロウィンにもさまざまな楽しみ方があるようですね♪(*´▽｀*)

期間中は森もたっぷりハロウィン仕様でわくわく満点です！皆さまも、是非この不思議でちょっぴりドキドキの空間を味わいにいらしてくださいね☆

もしかすると、メイちゃんの話の続きが聞けちゃうかもしれません(^_-)-☆

だがしかし、かかしにきびちゃん…君たちの「トリックオアトリート」は程々にね(;^ω^)